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起業家精神と急成長するチーム – オリオンファーマ・ジャパン成功の秘訣

わずか1年で、オリオンファーマ・ジャパンは1人のスタッフから18人の活気あるチームに成長した。代表取締役社長・小川充則は、急速な拡大と大きな成果により、未来に大きな希望を抱きつつも、「起業家精神」を持つ新しいスタッフを求めている。
2025/03/05 Author / ピーター・シーナン
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東京発 - 2024年1月、大手町に産声を上げたオリオンファーマ・ジャパンは、設立当初の社員数はたったの1人であったが、過去12か月で18人のスタッフにまで成長した。そして創業初年度にもかかわらず、パーキンソン病治療薬を含む3製品の販売権をパートナー企業から承継するという快挙を成し遂げた。

日本事業を立ち上げた小川は、2024年内にパートナー企業から製品を承継、移管できたことが大きな成果であったと説明する。

「これは私たちにとって本格的なビジネスの始まりを意味します」と彼は言い、こう続ける。

「予定よりも早く、記録的短期間でその目標を達成できたことは、私たちのチームワークと、日本とフィンランド本社との国境を越えたコラボレーションの証です。」

ゼロからの会社設立

小川によると、この目標を達成することでオリオンファーマ・ジャパンは順調なスタートを切ったと同時に、その過程でその名を世に広めることができたという。彼はまた、過去1年間で日本チームが果たした成長を誇りに思っている。

「ゼロから会社を立ち上げることは楽しくエキサイティングですが、同時に多くの課題も存在します」と、彼は言った。

そして小川は、日本の製薬業界で30年以上の経験を持つ広範なプロフェッショナルネットワークを活用して採用を行い、過去12か月間に多くのウェルカムイベントを催したことで、活気ある職場環境が生まれたと述べている。

「日本チームにはかなりの裁量があり、未来は明るいと感じています。私たちはオリオンファーマ・ジャパンの歴史を最初から書くことができるのです。つまり柔軟でモダンなアプローチを企業文化に取り入れることができ、堅苦しい日本の組織的慣習や不要なビジネス慣行に従う必要はないのです。それが多くの優秀な人材を私たちの会社に引き寄せています。」

オリオンファーマ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 小川充則
オリオンファーマ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 小川充則

 

小川は採用において起業家精神を重視しており、最初の1年をスタートアップの旅に例えている。

「この業界での30年の経験を活かし、最高の人材を見つけ出してきました。新しい社員は挑戦を恐れないことが求められます。会社が拡大する中で、スタッフは幅広い役割と重責を担うことになりますが、柔軟な勤務ポリシーにより、必ずしも東京近郊に住んでいる必要はありませんので、日本中から最高の人材を見つけることができます。」と、彼は述べる。

 

フィンランドとの緊密なコラボレーション

小川によると、フィンランド本社とのコラボレーションは共通の価値観と文化的類似性のおかげで非常にスムーズに進んでいると言う。

「フィンランド人と似て私たち日本人も尊敬と謙虚さを重んじ、攻撃的な態度を好まないとよく言われます。私たちの共通言語はコラボレーションとコミュニケーションである、といつも繰り返し言っております。」

彼は3つの医薬品を承継できたことをコラボレーションの成功例として挙げており、フィンランド本社が持つ専門知識がなければ、いくつかの分岐点で行き詰まっていたかもしれないとも述べている。

「一人で何かを成し遂げることは不可能であり、そこに向けて時差など問題ではありませんでした。」

生活の質へのコミットメント

日本の人口が高齢化する中、オリオンファーマ・ジャパンは患者さんのウェルビーイングと生活の質を向上させる治療法の開発に専念している。小川は、2025年にオリオンファーマが日本で確固たる基盤を築き、特にパーキンソン病と女性の健康に注力することで、親しみやすい会社として知名度が確立されることを目指すと述べている。

「日本でビジネスを拡大し、評判を築いてくためには、(私たちのミッションである)ウェルビーイングによって認知される必要があると考えております。それは、スタッフのウェルビーイングと顧客のウェルビーイングの両方を意味します。当面私たちは、過去にパートナーを通じて製造販売承認を取得し、発売された製品のプロモーションおよび情報提供と収集に注力していきます」と彼は言う。

「私たちには才能を引き寄せるための適切な要素が揃っており、私は人々が成長できる柔軟な環境を作ることに注力しています。私は非常にシンプルで透明性があり、オープンマインドな人間なので、同僚たちは私に気軽に話しかけることができます。昨年のハイライトの一つは、新しいスタッフの参画をオフィス外でのディナーや飲み会で祝うことでした。」

オリオンファーマ・ジャパンの魅力

柔軟な働き方:

  • 柔軟なフレックスタイム制度を導入しており、且つ社員はオフィスに出勤するか在宅勤務にするかを日や時間帯によって自由に選択できる。
  • 東京本社にはカフェ付きのコワーキングラウンジもあり、自由闊達な雰囲気の中で業務に勤しめる。

一体感の精神:

  • 新しいメンバーが加わると、一緒に外食しカジュアルに価値観を共有する。

成長の余地:

  • 日本法人は新しい会社のため、スタッフには多くの経験を積める機会が提供されている。